日本代表はアリを止めれるか…?
アジアカップ決勝の舞台で、日本代表の前に立ちはだかる2022年ワールドカップ開催国のカタール代表。
準決勝は、アルベルト・ザッケローニが率いる開催国のアラブ首長国連邦相手に衝撃の4-0大勝を収めた。
今大会、とりわけ注目を集めているのが、ここまで得点ランキングトップを独走するエースのアルモエズ・アリだ。
アラブ首長国連邦戦でもチームの2得点目を記録したアルモエズ・アリは、これで大会通算8ゴール。なんと、元イラン代表のアリ・ダエイ氏が持つ大会最多得点記録に並んだのだ。
日本代表との決勝戦を前に、個人で「偉業」を達成してしまったアルモエズ・アリは、アラブ首長国連邦戦後、アジアサッカー連盟(AFC)の公式ホームページにて喜びの心境を語っている。
「アリ・ダエイの記録に並ぶなんて考えてもいなかった。ありがたいことに得点を奪い、両親、カタールの人々、そしてチームメイトに喜びを届けることができた。ファンのために得点を決めたいと考えていて、実現できた。今は次の試合のことだけに集中し、日本のことをもっとよく分析する必要がある」
また、アラブ首長国連邦戦でのアルモエズ・アリの個人技光るゴールには、各国から賛辞が送られているようだ。
巧みなドリブル突破でディフェンダーをかわし、ペナルティエリア内に入るや否や思い切りよく左足シュート。
美しく弧を描きながら、ポストの内側に当たってアラブ首長国連邦ゴールを揺らした。
とはいえ、アルモエズ・アリ自信は、あくまで個人のゴールではなくチームの勝利が全てであることも語っている。
「もちろん、あのゴールには本当に満足している。美しいシュートだったけれど、特別な意味を持つわけではない。なぜなら、僕たちの目標は美しいゴールよりももっと大きなものだ。今までのことをすべて忘れて、忍耐強くプレーできたとき、僕たちは決勝戦で勝利できるはずだ。」
明後日行われるアジアカップファイナルで、日本に牙をむいてくることは間違いない。大会得点記録更新にも注目が集まるが、日本としては彼をシャットアウトして二大会ぶりの栄冠を手にしたいところだ。