香川が今季初出場
現地時間18日、ボルシア・ドルトムントに所属する香川真司が、UEFAチャンピオンズリーググループステージ初戦でようやく今季公式戦初出場を果たした。
開幕戦、クラブ・ブルージュのホームタウンに乗り込んだ香川擁するボルシア・ドルトムント。後半終盤のアメリカ代表FWクリスティアン・プリシッチの値千金のゴールで1-0と勝利を収めた。
この日ルシアン・ファブレ監督は4-2-3-1システムを採用し、トップ下のポジションにマリオ・ゲッツェを配置。香川はベンチスタートとなる。
しかし、マリオ・ゲッツェが本来のコンディションとは程遠いクオリティだったことで、後半の早い時間帯に香川と交代。これが香川にとって今シーズン初の公式戦出場となった。
コンディションがよさそうな香川は、停滞気味だった攻撃にリズムを生み出し、効果的なパスで決定機をいくつか演出。直接ゴールにかかわることは無かったものの、チームの1-0勝利に貢献した。
ドルトムント専門メディア「BVB Buzz」は、初めにトップ下で出場したマリオ・ゲッツェに対して10点満点中4点の低評価を与えると同時に、「シンジ・カガワと交代するまでの60分間、ゲッツェは10番の役割に苦しみ、サッカーを楽しむことができなかった」と厳しいコメントを添えた。
一方でチームに活気をもたらした香川にはこのようにレポート。
「今季初出場だったが、試合に出るやいなや即座にドルトムントを活性化させた。知的な動き出しやパスを見せ、ウカシュ・ピシュチェクへの浮き球のパスがアシストにつながらなかったのは不運だった」
このコメントとともに、香川には6点の評価が与えられている。まずは及第点といったところか。
フィジカル、ハードワークに高い水準を求めるルシアン・ファブレの下で、不遇の扱いを受けるマリオ・ゲッツェと香川真司だが、アピールに成功したのは香川と言える。
次節、ブンデスリーガで初の出番が得られるだろうか…?